ジモティー 賃貸募集
地方エリアで戸建て5戸を運営している大家歴10年目の独身大家です。
現在は客付け会社経由で入居者募集しておりますが、地元の無料掲示板のジモティーを約1年程度利用した経験もあります。
そもそも、なぜジモティーで賃貸募集をしようと思ったのか?です。
- 客付け会社の広告料(AD)を節約したかった
- 私が運営している賃貸用の戸建て物件を多くの人に知って欲しかった
この2点です。
特に私が運営している大阪府内では広告料は2カ月分を要求してくる会社が多く10万円以上の負担になりかなりの出費です。
ジモティーでの賃貸募集方法は有効?
それなりに反応はありましたが、実際には内見までいかないケースが多かったですね。
それは入居には家賃保証会社加入を必須条件にしていたのが原因だと思います。
おそらく家賃保証会社の審査に通過しなかった方が賃貸を希望して探しているでしょう。
結論を先に言うとそういうわけで現在はジモティでの賃貸募集はしていません。
言い方が悪くなるのですが、お問い合わせが来るのはお金がないビンボーな底辺層がほとんどで、普通の仲介会社に行くと家賃保証会社の審査に落ちてしまうような人達だということです。
ただ、大家側としてもビンボーな人を入居させるのは家賃滞納リスクがかなり高く、さすがに家賃保証会社の保証なしで入居させるわけにはいきません。
ジモティーを利用して入居して頂いた入居者さんがいたのですが、入居中に月5000円の家賃減額をお願いされたあげく約1年半で退去されてしまいました。
- 1ヵ月フリーレント
- 敷金ゼロ・礼金ゼロ
- 家賃保証会社加入しなくても良い
このように、入居条件のハードルを下げれば内見者は増えると思いますが、家賃滞納などのリスクも高くなると予想できますので、リスクとリターンを見極めて入居させるかどうかを決めないといけません。
独身大家
ジモティー 評判
私の経験からいうと、お問い合わせしてくる入居希望者の属性は良くなかったですね。
- 家賃保証会社の審査落ち
- 敷金・礼金を払いたくない
- 仲介会社への仲介手数料がもったいない
こんな感じですね。
例えば、30代の女性の例なのですが・・・
独身大家
個人的にはまったく気にならないレベルだと思うのですが、トイレの水流が多すぎて水道代がもったいないとか、畳が少し凹んでいるとか、ベランダの波板の一部が外れている等、かなり神経質な方でした。
結果的に物件が気に入らなかったのか、8カ月間住んだだけで退去されてしまいました(涙)
そこで1年以内の退去には短期退去違約金5万円を頂くという契約をしていたのですが、今だに払って頂けていないというありさま。
このように性格的に多少難のある方とのお付き合いをしなければならない事が多いのがジモティーだと思ってます。
賃貸物件の募集というのは、昔は不動産屋さんで店頭案内だけでした。
それがインターネットの浸透でSUUMOやHOMESなどが出てきて、業界が様変わりしました。現在でも店頭案内はありますが、9割はネットからという状態ですね。
しかし、AD(広告料)合戦が繰り広げられているエリアだと、2ヶ月、3ヶ月のADはオーナーの負担になります。また、SUUMOやHOMESだとオーナーが自由に広告を作成できません。
ジモティーでの賃貸募集が活発化したのも中間業者を挟まず自分の裁量で募集したいオーナーのニーズが強くなったからです。ただし、属性の問題と、入居後のトラブルは大きな問題です。
同じようなサイトで「ウチコミ」もありますがまだ世間の認知度は低いです。やっとエリア拡大を始めたかなという感じで、ジモティーよりは客層が良いようです。
成約率アップするには?
賃貸物件の成約率アップの基本は、まずは居住空間のリフォームを予算内で最大限やることじゃないでしょうか?
その上で、仲介店を増やすして店頭案内数を増やすとか、ネット無料・家具家電付き・初期費用5万円パックなど、入居者が選びやすい条件にしてあげたりすることが次善の策です。
闇雲に属性ターゲットを広げる前に、まずは商品づくりに力を注ぎ、それを仲介店に浸透させるだけでも反響数というのは目に見えて変わってきます。
ジモティまとめ
まず、ジモティーは販路の一つに過ぎないという事。
しかし、ただ販路だけを広げたとしても、入居者さんの属性が下がるとあまり意味がないと事がわかりました。
独身大家
そういう訳で現在はジモティーで賃貸募集は停止していますが、将来的にジモティーを利用する人の客層が向上すればジモティーでの賃貸募集を再開すると思います。