孤独死を防ぐ方法
地方エリアで戸建て5戸を所有している独身大家と申します。
このページでは孤独死に関する情報をご案内していきます。
大家業を経営していく中でさまざまなリスクがありますが、私が最も恐れているのが孤独死です。
孤独死が発生して発見が遅れると結果的に心理的瑕疵物件となり、腐敗臭の面から特殊清掃が必要になり多くのリフォーム費用が予想されます。
仮に、修繕完了したとしても心理的瑕疵物件となった場合は家賃を相当分安くしないと入居率が下がる傾向にあります。
だから孤独死対策が必要になってくるわけです。
ファミリータイプの物件や戸建てを運営している場合は家族で住んでもらう場合が多いので孤独死のリスクはかなり軽減されるでしょうが、単身用、独居となるマンション、アパートの場合は気をつけなければなりません。
孤独死するのは男性が多く割合としては約8割で、特に60歳以上の独身男性の孤独死リスクが圧倒的に高いです。
独身男性は食事など不摂生な人が多いのでなんとなくわかるような気がします。
私の場合は物件3号で
30代の足が不自由な生活保護者の方に入居していただいたのですが、お風呂場の浴槽でおぼれそうになった事があります。
事なきを得ましたが、溺れ死んでいてもおかしくなかった事例です。
仮に溺死であれば、今頃は完全に事故物件になっていたと思います。
このように若くても単身の場合は孤独死のリスクは常にあると思っていた方が良いでしょう。
月に1回程度
大家側からお体どうですか?といったような電話を入れたり、
常にコミケーションをとって孤独死対策をしている大家さんもおられるようですね。
ただ、私は人間関係が苦手なのと面倒臭いのでそこまではできていません。
また、入居者側にしても話相手になってくれて有り難いと感じる人と、ただ「うっとおしいな!年寄り扱いするな!」と感じる人の2種類に分かれるようですね。
ただ、何も孤独死対策をしないのはリスキーなので下記の孤独死対策サービスを利用しています。
トイレにセンサー
トイレにセンサーを設置します。
トイレは毎日使用するものなので
入居者がどこかで倒れてしまうとトイレにいけません。
そして一定時間センサーが動かない時にアラームが鳴って大家側に知らせるといった仕組みです。
ハローライト
費用を安く抑えたい場合は電球式のハローライト という方法もあります。
こんな感じで電球をつけたり消したりの行動が無くなると、メッセージが届くという仕組みです。
ハローライトです。
商品代 10,780円
ランニングコスト 月150円
電球を交換するだけで完了でwifiや電源も不要です。
アマゾンで購入できますし、私が知る限り最もコストが安い孤独死対策になります。
孤独死 対策 サービス
民間会社の孤独死対策サービスも揃っています。
ifまもる君 安否確認システム
自治体
アルソックのみまもりサービス
私のようにコミュ昌だったり忙しいサラリーマン大家であれば、外注するのも手です。
ALSOKのみまもりサービスは、緊急通報装置であるHOME ALSOK みまもりサポートを設置することによって、万が一の時に24時間いつでもガードマンが部屋の中まで確認しにきてくれます。
さらに、24時間いつでも健康についての相談をすることもできます
ご利用料金は月2750円です。
ご利用料金は入居者が負担して頂くというのが基本路線ですが、お金がない高齢入居者も増えてきていますので
その場合は半分負担して頂く等交渉すれば良いと思いますね。
特に60歳以上の男性の単身者を入居させるときは
上記のアルソックとの契約を必須条件にするなどの工夫が必要です。
上記でご紹介した孤独死対策を講じたとしても孤独死を100%防げるわけではありません。
そういう場合に力になってくれるのが孤独死で発生した損害をカバーしてくれる孤独死保険です。
孤独死の発生率自体はそれほど高くなく保険料も比較的リーズナブルですので私は必ず加入するようにしています。
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