家が傾いている
私の場合は今までに500件以上の築古物件の内見に行っているので建物に入った時にある程度、家が傾いているかどうかが感覚的にわかってしまいます!
家が傾いているか調べる方法
床にビー玉を置いてみて転がるかどうかを見ると言った古典的な調べ方もありますが、現在は水平器やスマホのアプリという最先端の水平を測定するアプリで調べるのが普通です。
ただ、器具を使わなくても以下のような症状がある場合は傾きがあると思って下さい。
・窓をきっちり閉めても隙間ができる。
・外壁に大きな亀裂が入っている
・基礎の部分に大きなヒビが入っている。
【クラックの入った壁】
先月、内見に行った戸建て物件の壁なんですが、大きめのクラックが入っており案の定この戸建てはかなり右に傾いていました。
スマホのアプリで家の傾きを計測する方法
アイフォンのアプリ「Extras」を起動します
「Extras」を起動した後、計測を押す!
水平器を押した後、床に置くと傾きがわかります。
0°だったら水平レベルで傾きはありません。
傾きがある場合は上記のように表示されます!
家が傾いている物件は戸建て投資家は買う?
建物の傾きには厳しい意見を持つ戸建て投資家が多いです。
建物全体が大きく傾いている物件に長い間住んでいると平衡感覚を司る三半規管に障害が発生すると言われており、めまいや頭痛そして吐き気などの健康被害や体調不良につながる可能性があるからで、物件の傾きが入居者さんの退去にも関係するかも知れません。
独身大家
たしかに家が傾いている戸建てよりもない方が良いに決まっています。
ただ私はボロ戸建て投資家で、今まで数多くの物件の内見に行きましたが築30年以上の築古の物件となると家のどこかが傾いている物件割合が約7割という感覚で、逆に傾いていない物件の方が少ないのでは?とさえ感じます。
よって、少しでも傾いているから買わないパス!としていると、いつまでたっても収益物件を買えないという無限ループに陥ると思います。
独身大家
それでは私はどうなのかというと傾きがある築古物件でも買っており、現に保有している物件5戸中2戸が若干の傾きがあります。
傾いている物件は傾き具合が重要で、家全体が傾いていたりスマホの計測アプリと-3°以上の傾きのある戸建てはヤバイです。
修繕費用
戸建て物件の傾きを修整するには建物の沈下した箇所を機械で持ち上げて水平に戻すというジャッキアップ法が有名です。
ジャッキアップ法による傾き修繕は簡単に100万円以上の修繕費が掛かりますので、このような戸建て物件を購入すると投資としては採算が合いません。
では、どの程度の家の傾きの物件なら買うのか?
それは、例えば1階部分の洋室部分の床だけが若干傾いているという場合です。
感覚的にはなんとなく家が傾いている気がする・・・スマホの計測だとー2°までと言ったレベルの傾きです。
部分的に傾いている部屋の床リフォーム
戸建ての部分的な傾きであれば大工さんにリフォームをお願いする際に洋室のレベル調整してもらって洋室の床を水平に調節してもらえば良いわけです。
この程度のレベル調整のリフォームなら5~6万円くらいの修繕費で抑えられることが多いですね。(6畳全部だと15~20万程度)
扉が開きにくいといった症状も大工さんに調整を依頼すればある程度はスムーズに開閉できるように改善されます。
戸建て投資初心者なら始めのうちは建築家やリフォーム会社の方にも一緒に見てもらう方が良いでしょうね。